Webサイトの失敗事例

悔しいですがこれまで800記事くらい無駄にしました。1記事書くのに掛かる時間が3時間とすると、2400時間を浪費したことになります。

今後同じような失敗を繰り返さないように自戒の念も込めて、そしてこれから新しくサイト運営をしようと思っている人に向けてアクセスが減り続けた原因をシェアしていきます。

アクセスが集まらない・全然記事を最後まで見てもらえないのであれば、結果的にGoogleから「質の悪いコンテンツが多い」とみなされて、サイト記事全体の検索順位が下がります。

松本松本

長期的な視野で考えてみると、意味のないページや重複コンテンツをアップロードをしていくと、SEO効果が低くなり1ヶ月単位で見るとアクセス数は目に見えて減って行きますよ。

ザックリ言うと

  • アクセスの増減には、根拠がある
  • アクセス数は”適切なユーザーに届けば”増加する
  • YMYLのジャンルは絶対に取り扱いにマジで注意する

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SNSからの集客ができる有名人が検索結果を独占して行く

ちょっと最新のGoogleの動向をシェアします。

検索結果をベンチマークしているとわかるのですが、有名ブロガーさんたちが上位表示されてきています。

その中でもツイッターやYoutube、インスタグラムでのフォロワーが多い人のブログが上位を占めてきています。

Googleは「検索エンジン以外から集客してくれるなんてありがたい!」と思うはず。

様々なメディアから集客できた方がビジネスに安定性と拡張性がプラスされ、Googleからも評価されるようになってきています。

たとえ、コンテンツの質が自社記事の方が優っていたとしても、SNSからの集客ができなければ、結果的に検索順位は下がっていきます。(なんて、不平等なんだ、、、)

相対的にそのような有名人が上位を占めれば、SNS等で情報発信していない人のサイトは下位に行くでしょう。

原因がわからず、サイト順位が徐々に下がっている場合は、ライバルサイトが情報発信しているか?どうか調べてみてください。

有名=情報が担保されている というわけではありませんが、一つの指標としてこれから重要性が増してくる!と思われるので、ぜひ押さえておいてくださいね。

ちなみに僕はYoutubeツイッターライン@をやっているのでよかったら覗いてくださいね。

実際のアクセス解析を公開

実際に僕が立ち上げたサイトのアクセス数推移をみてください。

僕が2014年の11月23日に作成し、2015年10月20日までに110記事を公開したサイトを見て行きましょう。

約11ヶ月の間で110記事を公開したので、およそ3日に1回ずつ更新を重ねていった計算になります。

このサイトは健康系に悩んでいる若い女性をターゲットにしていました。

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GoogleAdowordsのキーワードプランナーを利用して「狙ったキーワード」が何月にどれくらい検索ボックスに打ち込まれているかは上の通りです。

寒い季節よりも気温が高い季節に多く検索されていることがわかりますよね。

僕は7月、8月はアクセス数が増える傾向に在ることを予期し、夏場に合わせてサイト作成を進めていきました。

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これが2015年1月1日から2015年12月31日までのアクセス解析にです。

これは日単位のためにアクセスが数が少なくなっている様子がわからないので、週単位、月単位でも見て行きましょう。
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こちらが「週単位」です。

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こちらが「月単位」です。

冬場になると少なくなることはキーワードプランナーで確認済みだったのですが、想定していたよりもアクセス数は減っています。

2015年度と2016年度のデータ
2015年度と2016年度の比較データ
2015年6-12月と2016年6-12月の比較データ
2015年6-12月と2016年6-12月の比較データ

2015年6月頃からドメインパワーが強くなっていったので、2015年1月から6月までの期間はノーカウントとします。

正確に比較できるのは2015年6月-12月のデータと2016年6月−12月のデータ。

11.56.19

セッション、ユーザー数、pv数のどれも悪化していることがわかりますね。

検査順位がガクッと落ちているためGoogleSearchConsole上の検索クエリ数も激減しています。

く、悔しい。。。

松本松本

その原因について探っていきたいと思います

サイト運営の方針は「資産化」です。僕はユーザーの利便性を高めることでアクセスを右肩上がりで上昇する戦略をとっています。

僕のウェブマーケティングの戦略は「ロングテールSEO」です。

ロングテールSEOについて解説しているのでそちらを参照してもらいたいのですが、これを真似すればほとんどのサイトが右肩で成長してくれています。

にもかかわらずこのサイトのアクセス数は減っていったのです。

アクセスが減る根本的な原因

本質的な話になりますが、ユーザーの意図を満たすサイトは上位表示されて行きます。

では、ユーザーの意図とはなんなのでしょうか?

サイトのテーマによってそれは異なりますが、

  • 時間を潰したい
  • 自分の知りたい情報を得たい
  • 情報を得て、優越感に浸りたい
  • 漠然と最新の情報を知りたい

このような意図があるかと思います。自分が参入しているテーマのユーザー意図を明確にして、満たす努力を怠ったサイトたちが検索順位の下へと、行くわけです。

アクセスが減る原因は「数値化できる部分にだけ」にあるわけではありません。ページの滞在時間、直帰率、離脱率はあくまでも指標にすぎません。

ユーザー意図を満たせているのか?という問いに対しての数値であることを忘れずに、アクセスが減る根本的な原因を探ってもらいたいです。


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アクセスが減る原因1:滞在時間が短い

サイト滞在時間の短さがアクセス数減少に大きく関係しています。

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このサイトの滞在時間はたったの1分もありません。

直帰率が高いとそれに反比例するようにサイトの滞在時間は短くなるのですが、直帰率も高いです。

直帰率は「78%」もあります。
健康系のサイトは他のジャンルと比べると直帰率も高く、滞在時間も短い傾向にあるのですが、それでもやっぱり数値は悪いと言えます。

滞在時間が短いということは、コンテンツが誰にも刺さっていない、または検索ユーザーのニーズを満たしていないということです。

本来であれば、サイト制作に着手する前段階でサイトの構成・企画をしっかり時間をかけて設計書を作っていきます。僕自身がサイト運営初心者だったので、事前準備を怠っていたのです。。

アクセスが減る原因2:1記事あたりの文字数が少ない

「健康」サイトの1記事あたりの文字数はたった900文字程度。

SEOの効果を考えると1記事1200文字程度がいいと一般的に言われていますが、僕からしてみたら少なすぎます。

資産的にwebサイトでアクセス数を稼ぎたいのであればもっと1記事あたりの文字数は2000文字は必要ですね。

記事内の文字数が多いと、結果的に色々なキーワードでアクセスを集められます。思いもよらない関連キーワードで成約(コンバージョン)が発生することもあるのですが、文字が少ないと成約を発生させるお宝キーワードと巡りあう確率も低くなりますね

最低限のWebデザインがない

健康サイトには最低限のWebデザインもありませんでした。

女性向けのサイト何も関わらず全然文字の装飾や画像もなく、、、

Webデザインをゴリゴリやる必要はありませんが、必要なHTMLやCSSは使えるようにした方が良いね。

ユーザーはぱっと見の印象で、その記事を読むのか、読まないのかを決めます。記事に訪れたユーザーを引き止めるためにも最低限のWebデザインは必要ですね。

松本松本

最近はProgateやUdemyでHTML/CSSやPHPやJAVAが簡単に学べるようになりましたね

0からコードを書けるようになりたい方はUdemyがオススメ!.

アクセスが減る原因3:重複コンテンツがあまりにも多い

これが一番の問題点です。

正直、サイトのボリュームを出すために
とりあえず記事を書いていけばいいやと思っていました。これは本当に良くなかったです。

また「健康」に関しても書けるテーマが狭いために
どうしても記事の量を増やすためには意識的にも・無意識的にも似た文章とワードになってしまいました

さらに複数の記事内で繰り返し、
「健康になりたいなら、〇〇を整えましょう!その〇〇とは・・」と説明を繰り返して文字数を稼いでいました。

110記事中、なんと20記事で説明をしていたんです。(ちょっとしつこい)重複コンテンツが多いサイトとグーグルに判断されてしまうのも無理はありません。

一つのテーマを掘り下げた記事を書き、そこに内部リンクで繋げてあげる方がサイト全体の滞在時間も伸びますしユーザーも便利に感じてくれます。

本来であれば一つ一つのキーワードに対して、適切なコンテンツを提示するべきです。

ひとつの記事に対してひとつのコンテンツ(解決策)。これがベスト。

重要ポイント
重複されるコンテンツを避けるために、内部リンクを積極的に張って行けば結果的にPV率も滞在時間も上がってめっちゃサイト評価が上がります。

アクセスが減る原因4:他のサイトと差別化ができていない

同じようなサイトばかり、検索結果で表示されたら嫌ですよね。

どれも同じような構成・文章だったら、検索してきたユーザーは「あぁ、どれもこれも同じだな。別のキーワードで検索してみよう」となります。

Googleの検索エンジンのアルゴリズムでは「多様性」が重視されており、ターゲットに合わせて様々なサイトが上位表示されるようになりました。

なので記事文字数の分量で勝負するのではなくて、ライバルサイトとは異なった訴求をすればいいのです。

大手メディアのサイトと「情報量」や「記事数」で勝負しても個人メディアは勝てません。

松本松本

自分しか提供できないオリジナルコンテンツ(一次情報)はめちゃめちゃ大事です

ニッチなターゲットに特化すると、確かに直帰率は悪くなるのですが一部のユーザーにとっては有益であるため、結果的に上位表示されやすくなります。

「自分にしか話せない内容がある」「自分以外は提供できない価値がある」「競合に優っている点はこれだ!」みたいなことってビジネスをやっていく上ではめちゃめちゃ重要ですよね。

難しく聞こえちゃって申し訳ないですが、ビジネス的な感覚で取り組めば良いかと思います。

自分が過去に体験したことや専門性が高いジャンルであれば、一次情報を出せるので結果的にユーザーとグーグルに評価されていきます。

YMYLのジャンルは取り扱い注意

「Your Money or Your Life」の頭文字をとったもので、これらのジャンルのことをYMYLは指します。

• ショッピングや金銭の取引に関するもの
• 投資や税金、家の購入など資産運用に関するもの
• 医療、健康関連
• 政治や法律、新しい科学技術
• その他養子縁組、車の安全性など

Googleガイドラインにもともとあったのですが、威力(?)を発揮したのは2017年12月。

特に医療、健康関連サイト(政府や医療機関が運営しているサイト以外)は軒並み、検索エンジン上から消えてしまいました。

僕が運営していたサイトは現役看護師の方に監修してもらっていたのですが、一気にアクセスが減る状況に。

情報収集してみると、医師監修サイトもアクセス減に。医療系、健康関連サイトは病院や政府が運営しているもの以外は、露出させるのが難しいです。

信ぴょう性が担保されないサイトはこれからやばい?

松本の管理サイト
もう一つ、残念な例を。

立ち上げてすぐにアクセスを集めるかどうか、テストするために作ったサイトのアクセス解析。

月に22万PV程度は閲覧されるように。こちらのサイト収益の半分はアドセンスでした。

だいたい300万円程度をアドセンスで稼いでいましたが、ちょっと残念な形になってしまいましたね。

情報の信憑性が担保されていない記事が多かったのかな?と思います。

記事内容の根拠がしっかり示されていないと、アクセスは減っていくようになると予測できますね。

「〜かもしれない」が文章に多い人は注意

文末が「〜かもしれない」とあやふやな表現で締めるケースが多い人は注意ですね。

情報発信者自身が、情報の正当性を担保していない書き方はあまり読者には好まれません。

読み手に想像を膨らませる目的であれば別ですが、根拠や確証がなければ記事に載せない方が良いですよ。

さてさて自分のサイトを見てみよう

とりあえず1日1記事って決めたから適当でも良いから記事をアップロードしよう
とりあえずサイトを立ち上げたらなんとかなるでしょ

と思ってサイトを立ち上げてはないでしょうか?

過去の僕みたいに「意味のないページを量産していませんか?

楽をしよう、とりあえずたたき台でも良いから という思考では良いサイトを作ることはできませんし、短期的にアクセス数を稼いだとしても必ず右肩下がりになっちゃいますよ。

記事の数ではなく質にこだわるべきです
なぜサイト運営をしようと思ったのか?という原点に立ち返りながら、自社にしか提供できない情報を載せていけば間違いなく集客できるようになりますよ。

「ん〜、それでもちょっと不安」という方はぜひお問い合わせください!

このサイトでは伝えきれないこともあるのでもっとウェブ集客のやり方を知りたい方は下から僕のメールマガジンに登録して見てくださいね!