手取り早くサイトでキャッシュ化を図りたいなら悩み系ジャンルやキーワードを攻めてください。

コンバージョン(CV)が生まれない現象を解決するためには、悩みが深いキーワードを探して書くのが最も早く確実です。

Webで売れやすい商品ジャンルは「悩み系」と「お金を稼ぐ系」。

これら2つのジャンルは悩みを描写しやすいですし、ターゲットの”痛み”も明確なのでコンテンツも作りやすいです。

ただし、実際にこの2つのジャンルのサイトを作っても全然成約を出せない人もいます。

月10万円以上成約を出せていないなら、もっと悩みが深い人をターゲットにして、コンテンツを作ってみてはいかがでしょうか?

悩みキーワードの良いところは、検索順位にあまり左右されないところです。

※2017年12月に行われたGoogleアルゴリズムの改善によって、「YMYL」系ジャンルは攻めにくくなりました。YMYLに該当するジャンルの方はあくまでも参考程度にお願いします。


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検索順位が1位ではないといけない?

もちろん検索順位が1位の方がアクセスはたくさん来ます。

検索順位におけるCTR(クリック率)は以下の通りです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第1位なら全体シェアの20パーセントを占領できます。1位か2位かで、だいぶアクセス数は変わっていきますね。

もちろん1位になった方が断然いいわけですが、極端な話、50位でも悩みが深いテーマやターゲットを扱っているならばアクセスは来ます。

なぜなら、「悩みが深ければ深いほどユーザーは調べてみてくれるから」です。

どうしても知りたい情報がある時って、どんなサイトがあるのか?めちゃめちゃ調べることは誰にでもあると思います。

悩みが深ければ何ページ目でもユーザーは見てくれる

悩みが深ければ深いほど、深刻なのでユーザーは何としても解決しようとします。

「どうしても知りたいコンテンツ」を探すために、ページの深部まで掘っていったり、様々なキーワードで検索することはあなたも経験したことがあるのではないでしょうか?

そこでコンテンツを作る側が意識するべきなのは、「悩みの深度」と「時間軸」です。

具体的にテーマを睡眠と設定しましょう。
(実際に僕は睡眠関係の通信販売事業を行っていました。)

例えば、「悩みは浅く時間軸も浅いターゲット」と「悩みは深く時間軸も深いターゲット」では検索するモチベーションはかなり変わって来ますよね。

狙うべきターゲットはどちらなのか?は非常にわかりやすいと思います。

これはアフィリエイターでもそうですし、オウンドメディア運営者にとっても参考になると思います。

具体的にどのようなターゲット像なのか?悩みの深さや時間軸はどのレベルなのか?をはっきりさせないといけません。

悩みは深く、時間軸も深いターゲットを狙い撃ちすれば、検索順位はかなり下の方でも間違いなくサイト集客できます

サイト設計の段階で「ペルソナは明確」にしておきましょう。

ペルソナについては「»サイコグラフィック係数・デモグラフィック係数を用いてペルソナを作ってみよう」こちらの記事で詳しく説明しています。

CVしやすくファンも付きやすい

悩みが深ければ深いほど、なんとかする!心理や緊急性を表現しやすいので成約しやすいです。

と同時に、サイトにファンもつきやすいのも事実。

リピーターがつくことでDirectユーザー(ブックマーク登録などで直接サイトに訪れるユーザー)が増すため、結果的にSEO評価も上がっていきます。

最悪なのは、誰にも興味関心を持たれないサイト。

Wikipediaのような客観的な情報だけ羅列されるサイトでは人間の感情は動きませんし、成果は全く出ません。

そうではなくて、狙ったターゲットが共感するような言葉使いやターゲット像に近いサイト運営者を打ち出すべきです。


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タイトルやヘッダーで差別化

悩みと時間軸が深いターゲットのためのコンテンツを作っても、クリックしてもらわないと結果的にアクセスになりません。

そこでタイトルは多少過激な感じで作っていくのがわかりやすいと思います。

先ほどの睡眠を例に取るならば

眠れない歴15年の私(女)がこれまで実践した快眠術
8年悩んだ睡眠がようやく良くなってきたので記録として書いてみようと思う
薬の個人輸入するときに気をつけた方がいいこと
患者は徹底的に時間を無駄にしているだけだと思う
夜も眠れないメンヘラ集合
明日が来るのが怖い。寝たら朝がやってくるのが怖い

このようなタイトルはどうでしょうか?

ちなみにこのタイトルは僕が勝手に考えたものではなくて、
はてな匿名ダイアリーの「»睡眠」から引っ張ってきました。

ちょっと攻めすぎなタイトルのように思われますが、、

最初は尖りすぎくらいがちょうど良いと思う

あまりに尖ったコンテンツだと上位表示されず、下位ページに沈んだままになってしまいます。しかし万人受けコンテンツでは結局、成約が取れずに中途半端なままに終わってしまうわけです。

そのチカラ加減は非常に難しい。。。。

僕の結論としては最初はコンテンツが尖っていても良いと思います。

そして尖ったコンテンツでアクセスが生まれ、成約が生まれてから、徐々に万人受けもできるようにしていくのが王道だと感じています。

その理由は、万人受けばかり狙っていくと、本当に成約が取れないからです。

万人受けばかりだと、ターゲットの選定能力と、コピーライティング能力が身につかず、さらに大手メディアサイトに情報量で負けるのでマネタイズするのが難しいです。

ターゲットを細かく分解し、必要なコンテンツだけ作っていきましょう。

そしてできるだけやって見て、全然アクセスがあつまらない状況になった時に、自分が狙うターゲット像を「広げる」ことが大切だと思います。

松本松本

大手キュレーションサイトみたいなコンテンツは絶対に作らないようにしましょう。

ウェブマスターツールのサーチコンソールで探してみる

サーチコンソールで悩みが深いキーワードを見ましょう。

管理画面から「検索トラフィック」→「検索アナリティクス」を順にクリックして行ってください。

そうすると下のような画面が表示されます。

みるべきポイントはこの画面のした方にある各キーワードの検索クエリです。

CTR順に並び替えてみて、その中で「表示回数は低いけどCTRが高い」キーワードをみてください。

このようなキーワードで検索してきてサイトに訪れるユーザーは「悩みが深い」傾向が強いです。

検索エンジンで下の方に埋まっているサイトでも隅々見ているわけですから、それなりの悩みを抱えている証拠です。

松本松本

こういったキーワードは稼ぎに繋がりやすいお宝キーワードだと言えますね。

ウェブマスターツールでは、キーワードごとの検索順位を知ることができますがこれは実際にユーザーが検索結果で調べてみないと記録されません。

つまり、この検索順位でもユーザーは「何かを探して記事をみてくれた」ということです。

深いニーズがあるか、または上位表示されている記事では解決できなかった悩みやニーズが存在することを示していますね。
<関連記事>
»Webサイトの成約率を上げたければ”削れ”【中級・上級者向け】

キーワードを決めて、しっかりとしたコンテンツを作ろう!

ここまで読んでくれたあなたは最初から「悩みが深い人」をターゲットにするべきだ!というのはわかったと思います。

そして次に大切なのは、「悩みが深い人向けのコンテンツ」の制作。

あなたも悩みの一つや二つはあると思いますが、これまで解決しようとして色々なことをやってきたと思います。

そのため、コンテンツを作る側はそのテーマやジャンルに関してのかなりの知識量が求められます。

当たり前ですよね。悩みを放置しておく人はおらず、ネットや本、人によってはセミナーで色々情報収集しています。

そんな知識がある人向けのコンテンツを作らないと成約は生まれません。

例えば、睡眠に悩んでいる人はこれまでに、

通院、薬物治療、サプリメント、飲料水、カーテン、時計、寝具の買い替え、整体、カウンセリングの受診

などは実際にやっています。

(ちなみにこれは「ヤフー知恵袋」で睡眠に悩んでいる人がこれまでにやって見た解決方法をまとめたもの)

ただなんとなく、サプリメントを売りたい、時計を売りたい、カウンセリングを売りたい、、
と思っても、こういったターゲットがこれまでにやった解決方法を理解していないと

良いコピーライティングはできません。

このように悩みが深いターゲットの心理や経験則を理解した上でコンテンツ作成に取り掛からないといけません。

困っている女性

な、なるほど、ここまでしっかり作り込まないといけないんですね。


びっくり

もちろんです!ターゲットへの”理解”がないと心に響くコピーは書けないんですよ。

重要ポイント
情報収集を重ねた上でコンテンツは作ろう!

まとめ

成約が出ずに困っているならば、悩み系・お金を稼ぐ系のジャンルに参入してみるのはいかがでしょうか?

ターゲットを選定するときには、「悩みは深く時間軸も深い」ターゲットにマトを絞ってください。

検索エンジンで上位表示されなくても記事タイトルに訴求力を持たせれば、クリックされます。そして訪れたユーザーが満足するような質の高いコンテンツを作っていきましょう。