昭和、平成、令和時代に成功する起業家のタイプはそれぞれ異なっています。
昭和時代では、社長はゴリゴリでたくさんの人を雇用し軍隊を結成し、対面営業で売上を立てる会社は多かったですが、平成ではITの進歩により、以前に増してレバレッジが組みやすく、一人当たりの生産性が高まりました。
それでは、令和で活躍する起業家はどのような特性を持っているのでしょうか?
僕は平成生まれで、20代前半で起業した経験の元、特徴を伝えていきたいと思います。
まず第一に挙げるのは、、
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社長の共感能力が高くて、感情移入できるタイプは成功する
少し前の時代であれば、共感能力は必要なくゴリゴリ動いて無理やりでも社員を動かせる社長が稼いでいたと思いますが、僕含めて平成生まれの起業家たちはすごくソフトな人が多いです。
無理やり働かせるよりも、納得してもらってから動いてもらうケースの方が圧倒的に上手くいきます。
今の時代、無理やり働く人の数は減っています。
それに他者への共感能力が高ければ高いほど、良いプロダクトが作れますし、人が集まってくることは科学的にも証明されているんですよね。
目の前の人がどんな感情で何を考えているのか?がわかる人はめちゃめちゃ成功します。
社長はなるべく人に寄り添い、そしてチームを組むときにはIQ(知能指数)よりもEQ(感情指数)が高い人たちを集めていくようにしていきましょう。
知能指数は経験を積めば、後から身につきますからね。
ひと昔前の社長はパワハラが当たり前で、無理やり働かせて売上を上げて行くスタイルが多かったと思うけど、
最近は、#メモの魔力 の前田裕二さんやクラシルの堀江裕介さんのような
共感型の社長が増えてきたと実感している。無理やりよりも、社員に裁量権を与える方が結果、会社は伸びると思う。
— 松本 スモールビジネス構築の専門家 (@web_media_matsu) 2019年4月9日
とりあえずやるか!で行動を起こせる
とりあえず法人化してみるか!やってみるか!的なノリって令和時代の起業には必要だと思うんですよね。
以前の時代とは異なり、起業しやすい環境になっています。
これまでは起業するのにお金は必要でしたし、外注するにしてもめちゃめちゃお金がかかっていました。
でも今は資本金は1円でも登記できますし、 CAMPFIRE (キャンプファイヤー)を代表とするクラウドファンディングで資金獲得できます。お金がなくても信用(フォロワー)があれば、いくらでも人は集まってきます。
行動する前から深く考えすぎると、「ちょっと難しいんじゃないかな?」「無理なんじゃないかな?」と考えてしまい、結果的に行動できません。
できないことを考えるのではなくて、できることを考えるようになれば、非常に楽しくやっていけると思いますよ。
「努力は夢中に勝てない」夢中になれるものがある
僕の好きな言葉に、「努力は夢中に勝てない」という表現があります。
さらにその通りですよね。無理やりやっても続きません。
令和時代に成功するために必要な要素を2つ挙げるならば、「継続する力」と「圧倒的な熱量」だと僕は思います。
継続する力は習慣化でなんとかなりますが、熱量は個々人次第。熱量があるからこそ実現できる夢はあります。
努力って言葉には、「辛いけど頑張っている」という意味が込められていますよね。
辛いことをする必要性は徐々になくなっているので、「好きだから、今やっていることが楽しい」までに行動を昇華できれば、すぐにでも成功できます。
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人に何かを頼めるくらい図々しい
起業すると、自分がいかに無知か思い知らされます。
その中で、自分が知らないことを、他人に聞いて回れるくらい図々しい人は伸びて行きます。
もっと正確に言えば「人に聞いたほうが早いことは聞いて、後の仮説検証は自分でやる人」は成功します。
ビジネス上で出会った人に、「こんなサービスをしているので興味がある人を紹介してほしい」と素直に言える人は販路が広がっていきますよ。
積極的に誰かに何かを頼んでみましょうね。
自分の気持ちを正しく言語化して相手に伝えられる
何を考えているのか?明確に言語化する力を持っていると、相手に意思が伝わりやすく、応援してくれる人も増えていきます。
難しい表現ではなくて、誰でもわかる言葉で伝えられる能力は、誰でも身につけられます。
そしてビジョンを明確にする力を持っているのは、令和時代を生きるために必要だと僕は痛感しています。
令和時代を生きる有名な起業家は皆、ビジョンを持っていますし、思いを言語化する能力が高いです。
批判を恐れず、自らの意思を発信できる
最近では、ツイッターやフェイスブックをうまく活用して集客、資金調達、人材雇用、プレスリリース、リピート対策をしている人は多くいますよね。
フェイスブックはその機能の性格上、知り合い通しでのコミュニケーションが多く、ツイッターは不特定多数とのコミュニケーションが多いです。
どちらにせよ、自分の意見を世の中に発信すると批判がついて回りますが、情報発信できる力はめちゃめちゃ重要。
ビジネス向けのYoutubeチャンネルも増えてきていますし、誰でも簡単にブログが書ける「Note」というサービスも流行ってきています。
どんどん発信できる人は、強いな〜と思いますよね。誰かに知られていないことは、何も存在していないのと同じ意味です。
人に賛成を求めるのではなくて、自分の意見を前に出して発信していきましょう。
「やらせ」がめちゃめちゃ上手い
SNSや発信系サービスをうまく使う人は、「やらせ」が上手。
僕は「やらせ」が下手というか、あまり経験がなかったので、かなり遠回りしちゃいました。
ここでいう「やらせ」とは、
影響力を持ちたい市場で、すでに有名な人にお願いして、自分のSNSや発信サービスの告知をしてもらうことを指します。
すごい人がオススメしているならば、すごいんだな!と思ってもらえますし、推薦者の権威性を借りられるので、一気にフォロワーが増えていきます。
僕は全部0からやってきたタイプですが、やらせができる人は積極的にやったほうが絶対にいいです。
軌道に乗るまでの時間をかなり短縮できるはずですよ。
99人に嫌われても、1人に好かれれば良いマインドを持っている
たとえ99人の人に無視されても1人に好かれればビジネスとして成り立っていきます。
全ての人に好まれよう!なんていう八方美人は成功は難しいかな?と思いますね。
賛否は「個性」によって生まれるものです。
「たった1人」を意識してサービスを作れば、大体のマーケティング施策は上手くいきます。
訴求力がなくて、市場に興味を持ってもらえない人ほど八方美人で、響かないサービスを作ってしまうイメージ。
自分が思っているほど人は他人を気にしていませんので、尖ったサービスをリリースすることは重要だと思いますよ。
ITサービスを駆使して、コスト削減できる
会社の立ち上げであれば、司法書士に頼むのではなくて、「Money Forward」で書類を作ったり
0からのスタートであれば、いきなり税理士との顧問契約をするのではなくて、「Freee(月額2000円程度)」を使ったり、
いきなり数百万円もかけてECサイトを構築するのではなくて「Base」を使ったり、
契約書の作成時には、弁護士に頼むのではなくて、「Holmes」で作ってクラウド上でサインしたりして、色々なITサービスを駆使しながらコスト削減していける人は、成功する確率が高いです。
ビジネスが上手くいかない理由で最も大きいのは、「売上に占めるコストの割合が高い」です。会社経営者や個人事業主には「いかにコストを下げられるのか?」というコスト意識はめちゃめちゃ重要です。
起業には必ずしもお金を使う必要があるわけではないことを知ってもらいたいですね。どこに頼んでも同じ仕事はなるべく安く外注してください。
ミニマムコストで走り出せる考えを持っている
いきなり、300万円を捻出してチャレンジするよりも、多少の利益率は下げてでも数十万でテストができるならやるべきです。
ミニマムコストで走りだす!考えはビジネスでは必須ですね。
大きい挑戦を推奨している人は、自分自身が大きい挑戦で成功した経験があるためですが、ビジネスという領域では成功する確率は低いため、一回の挑戦で全てを失ってしまうリスクは非常に大きいと僕は思います。
だからミニマムスタート。
なんども成功している人ほど、慎重に・最小限のコストで始めていますよ。
「大きい挑戦」「小さい挑戦」の定義はそのひとの財力によって異なりますが、起業した経験がないのであれば、数万〜50万円以下で始められるようなビジネスでひとまずの結果を作りましょうね。
まとめ
- 共感能力が高くて、感情移入できる
- とりあえずやるか!で行動を起こせる
- 努力じゃなくて、夢中になれるものがある
- 人に何かを頼めるくらい図々しい
- 自分の気持ちを正しく言語化して相手に伝えられる
- 批判を恐れず、自らの意思を発信できる
- 「やらせ」がめちゃめちゃ上手い
- 99人に嫌われても、1人に好かれれば良いマインドを持っている
- ITサービスを駆使して、コスト削減できる
- ミニマムコストで走り出せる考えを持っている