起業したい!と思っている人は年々増えていますが、起業家がどんな実情なのか?を語られることはほとんどありません。

語られたとしてもそれは真実でないことが多く、嘘の情報に惑わされる人も多いですね。

そこで今回は、学生起業して6年ほど経過する僕が起業の闇を暴いていきたいと思います笑。

僕が体験した出来事をベースに語っていくので、起業志望者の方はぜひ最後までお付き合いくださいね。


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起業したい!と言っても95%は起業しない

起業したい人が集まるコミュニティーに行っても無駄だと僕は思いますね。

なぜなら、起業志望の95%は起業しないからです。特に家族を持っている人は願望だけ抱えて終わるケースが非常に多いと思います。

僕は起業志望者に相談に乗って欲しい!と言われた時はなるべく話を聞くようにしていて、これまで30〜50名程度と話しましたが、

起業した人は1〜2人程度。実際の数字を見れば、そんなものなんですよ。

すごく本質的な話になってしまうのですが、本気で起業したくて、情報収集している段階であれば、

起業したいと思っている人よりも、起業家や経営者に会いに行った方がいいですね。

ちなみに相談に乗っている立場の人たちは、

「志望者よりも、実際に会社登記した人に時間を割いた方がいい」とひっそりと思っています。

社会の成功と自分の成功は異なる

良い車に乗って、タワーマンションに住んで、海外旅行に行って、

みたいな一般的な人が夢に描く成功と自分にとっての成功は異なることは知っておいてください。

普通であれば、年間2000万円以上はお金を使えないと言われています。欲望の限界値はこれくらいです。だからそれ以上を目指すのであれば、また別のビジョンや夢が必要なんですよね。

そして起業した全ての人がこれくらいの可処分所得を持っているか?と聞かれても答えはノー。たとえお金はあったとしても忙しすぎてお金を使う余裕はない人もほとんどです。

起業=夢物語を想像するのは注意した方がいいですね。

たまに、お金もあって時間もあって友達も多い人生に憧れませんか?的な怪しい広告ありますが、あれは全て詐欺だと思ってください。

そういう人に限って大したサービスを展開せず、売る前だけ都合良いことを連呼する虚像家(起業家の対義語)なので。

自分なりの幸せを考えて、それを達成させるための手段が起業!って感じの方が肩の力が抜けて、実力を発揮しやすくなると思います。

稼いでも家も借りられない?住処は起業前に確保せよ

サラリーマンの方が安定した収益が入ってくると不動産会社は思うので、起業した直後は家を借りられないケースが多いので注意してください。

中には役員報酬30万円程度で会社3期目に入っている状態でも家を借りられずに結果的に実家に住んでいる人もいます。

駆け出しの起業家は、悲しいことに社会的には認められた存在ではないんですよね。

もし住宅をローンで購入する予定があるなら、独立前に購入することを強くおすすめします。


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仲間はいずれ消えて行く?メンバー構築で重要なこと

最初にビジョンを共有し理念を定めた仲間とすれ違いが生じ、結果的に仲間割れしたり、最悪裁判沙汰になるのは、起業あるあるネタ。

お互い人間なので、いろいろな感情はありますし価値観は人それぞれなので完全に一致させることは難しいです。

特に創業メンバーの揉め事で多いのが「金銭」問題なので注意してください。

儲かっていない状態なら、目の前の売上を立てるために必死なので揉めないですが、徐々に売上が立ち始めてからが問題になるケースが多いです。

お給与や配当は必ず、メンバーを決める段階で話し合っておくと良いでしょう。

僕がお世話になっている方は、

メンバー集めや業務提携では、一番最初に一番もめろ!後だと取り返しにつかないことになるから」と言っています。

例えば、利益が月100万円余剰で出た時に、

会社の成長のために100万円全額を設備投資や人材雇用などの会社拡大費用に使おうと思っても、別の役員は

「いや、これだけ頑張っているんだから、成長は後で取り敢えず役員報酬を上げよう」と考えるとします。

長期的な目線を持っている人と、短期的なリターンを求める人とでは、埋まらないギャップがありますからね。

お金の魔力と言いますか、いざ大金を手にし始めると価値観が変わっていく人もいるのでぜひ覚えておいてください。

大企業出身者ほど、独立後に苦労する?

大企業での仕事と、独立した後の仕事では全く質が異なります。

大企業で働く優秀な人も、詰まるところ「大企業の名前を使って仕事しているだけ」なんです。

だから経歴が重視されない起業すると、仕事に困りますしこれまでは上手くいった方法も全然ダメだったりします。

僕は学生起業だったのでサラリーマン経験はありません。

どこの大学を卒業していようと、どこの会社に勤めていようと、起業後は聞かれもしませんし、聞いたとしてもあまり関心はもたれません。

重要なのは、個人で仕事を受注するに値するか?だと思います。

中には、大企業の勤続経験が活用できず拍子抜けしてしまう人もいるので、お伝えしておきました。

人が集まらない、集まっても売れない、売れても儲からない

例えば、セミナー集客をしてから商品を販売するビジネスモデルをやろうとして、

SNSでの情報発信や身近な人に声がけしても、全然集まらない。

頑張って集客できたとしても、商品は売れない。

商品は売れたとしても、費用や時間がかかりすぎて、全然儲からない。

フェーズ1、集まらない
フェーズ2、売れない
フェーズ3、儲からない

この3つの段階はビジネスをやっている人であれば、一度は経験しているはず。

「儲からない」壁を超えて初めて、利益が出てホッとできます。

また、儲かったとしても、「スケール拡大できない」という壁が待ち受けることになりますが、これはまた別の機会にお話ししますね。

成功者の話は一切当てにならない現実

起業したい!と思っている人なら、一度は成功者セミナーに行ったことはあるのでは?

しかし注意しなくてはいけないのは、成功者が語る話は再現性が全くないため当てになりません。

成功者が語る成功要因と実際の成功要因は異なることが多いため参考にしすぎるとマジで危険です。

また、成功者は成功した後に話を語るので、成功する前の人が聞いても全然身近に感じないんですよ。

この件については、

あなたが成功者セミナーに行っても成功出来ない理由を論理的に解説してみる

成功者セミナー(自己啓発セミナー)の正しい受け方について!

こちらの記事でめちゃめちゃ詳しく話しているので興味ある方は参照してください。

営業苦手は独立に向いていないかも・・・

ビジネスはモノを売らない限り、売上は発生しません。

スタートアップで資金を1円でも多く確保しなければならないなら、すぐに売れるモノを売った方が健全です。

モノを売る能力は、ビジネスでは重宝されます。

営業職で結果を出している人は、独立しても成功しやすいのはこのためです。

だから起業志望の人は独立前に、自分がちゃんと営業できる人かどうか?を見極める必要があります。

もし全然営業がウンともスンとも言わないなら、スーパー営業マンを口説き落として仲間に加えるしか方法はないかと。

それぐらい営業能力は重要です。独立した直後から、収益が必要な人はぜひ「営業」にこだわってもらいたいですね。

営業が苦手でも、なんとかしたい!と思う方は

年商2億のカリスマ営業マンから学んだ!徹底して顧客に価値を伝えろ

話が下手な口下手営業マンが使うべき7つの心理学テクニック

悪用禁止のビジネス営業心理学!即決をもらえるテクニック

こちらの記事を参照してください。心理学に基づいたテクニックなので、誰でも営業ができるようになります。

人格の良さ=売上高 ではない

人格に比例にして売上が上がっていくと考えている人は注意ですね。

もちろん人生の満足度を高めていくために人格を磨いておいた方がいいですが、ビジネスに関していえば、あまり関係がないと言えます。

アップルを創業したスティーブ・ジョブズは、人格が破綻していた経営者として有名ですよね。

普通にセクハラしたり、社員をそのときの気分で解雇するなど暴君でした。しかしアップルは時価総額ランキング世界1位を獲得するなど、ビジネス面で秀でた会社です。

これはベンチャー企業や中小企業でも同じ。

僕の知っている人にプライベートはめちゃめちゃ優しいのですが、ビジネスでは訴訟だらけで常に裁判を抱えている人がいます。

ぱっと見の印象はめちゃめちゃ良く、有名人の方ともツーショットをSNSでアップしていますが、社員に内情を聞くと、

「内と外では態度が違いすぎる。儲かればなんでも良い人」と言っていました(苦笑)

プライベートで見せる人格と社長としての人格は乖離している人は少なくないかな〜と僕もおもいます。

売上を上げるなら人格を磨くよりも、営業力を磨いていきましょう。

人は裏切る?信用しすぎに注意

人は裏切らないとは限りません。

その場の関係性やシチュエーションの中での「態度」であるため、時と場所が変われば態度は異なってきます。

また、ビジネス上でのトラブルや裏切りはめちゃめちゃ成長の妨げになるだけではなく、一発で退場になりかねないほどのダメージを受ける危険性もあります。

一回の失敗が致命傷になり、多額の借金を抱える事態になることも。

僕の知り合いはまんまと騙され20代で7億円程度の借金を抱えて海外逃亡した人もいます。

だから常にリスクが存在していることを忘れないでください。

もちろん裏切りがないことは素晴らしいことですし、それを望んでいますが常に誰とでもそうでは限りませんからね。

ビジネスは契約社会なので、誠心誠意を持って人と接すると良いでしょう。

中には騙されたことに気づかずに、人を勧誘して間接的に騙してしまう人もいるので、誰かの言いなりにあるのではなくて、

何が正しくて、何が正しくないのか?を見極めていくべきだと言えます。

「人にGive」は成功の鍵でもあり、破綻要因でもある

自分よりもステージが高い人への奉仕をすれば、思わぬ大きい仕事が舞い込んでくることもあります。

大きな案件の受注で会社は一気に成長する生き物です。

なので、「人にGive」は成功するための重要な要因ですが、自己犠牲を伴うGiveは身を滅ぼしかねません。

やるのが、辛い・きつい・見返りがないGiveはしてはいけません。

自己犠牲が伴うGiveでは結果を伴いませんし、貴重な時間を浪費させます。

特に起業したい願望を抱えている人は、成功者と会った時に、

「今度こんなビジネスを新しくやろうと思っているんだけど、君も手伝ってくれないかな?」と言われ、舞い上がって手伝うことになっても、

売上を分ける比率や、実力差の違いから、損をする確率が高くなります。

人にGiveする!は聞こえはいいですし成功に導いてくれるケースもありますが、ほとんどが諸刃の剣であると理解してください。

実体験がベースのビジネスモデルは近視眼的になりがち?

自分の経験ベースで起業ネタを考えた時に、よくありがちなのが、「自分にしか当てはまらない商品・サービスが出来上がる」です。

自分も必要だと思ったんで、作ったけど全然需要がない!なんてことはザラにあります。

実体験ベースでの起業ネタはヒットすればめちゃめちゃ儲かりますが、売上を出すために、実体験を近視眼的な視点で見るのはやめましょう。

作ろうとしている商品・サービスのターゲットとなる人に、試して使ってもらったりシビアに感想を受け取ることで成功の道は拓けていきます。

自分の直感に従うのも大切ですが、それでは複数回の成功はできません。

成功確率を上げていくために、マーケティングの勉強を怠らないようにしましょう。

フランチャイズ契約で地獄を見る?

僕は何も縛りがないので言いますが、フランチャイズ契約(FC契約)はやめた方がいいです。

ビジネスをある程度やっていけば、この契約がいかにやばいか?わかると思いますが起業志望の段階では気が付きませんよね。

フランチャイズビジネスは、訴訟ビジネスと呼ばれており、裁判沙汰になるケースが非常に多い。訴訟を経験していない契約を、僕はまだ知りません。

2019年の春頃に話題になったのは、セブンイレブンのFC問題。

加盟店のオーナーはなんと5年間、休みがない中で24時間営業を強いられ、そのブラック企業感が注目を集めました。

セブンイレブンはドーミナント戦略を採用しているので、儲かっている加盟店があればその近くに本部からの直営店を設立します。

加盟店は本部からの物資供給を受けているためどれくらい儲かっているのか?が丸わかり。

配送コストを下げていくために近くにセブンイレブンを建てるのはわかりますが、素人が見ても絶対に売上は下がることは予想できますよね。

結局、フランチャイズビジネスは本部のテストマーケティングを手伝っているだけで加盟店に利益を出させよう!なんて考えていません。

起業したいからといってフランチャイズに手を出すのは本当に注意してもらいたいですね。

売上=利益ではないから、儲かるジャンルに参入すべし

結構間違えて記憶している人がいるので、書き留めておくと、

たとえ売上が5000万円あったとしても、利益が300万程度しかないビジネスもあるので注意です。

利益から自分たちの給与が支払われるわけなので、売上高よりも利益率を重視して参入ジャンルを決めましょう。

よくテレビで年商1億円!で話題の社長 的な一コマを見ますが、年商は当てになりません。

年商1億で利益が300万円のビジネス(利益率が3%)よりも、年商500万で利益が400万円のビジネス(利益率80%)の方がやる価値があります。

年商ベースではなくて、利益ベースで考えていきましょうね。

年間利益が2000万円以下なら法人化しない方がおトク

税金について色々調べて見ると、

「月50万円ほど利益が出ているなら法人化した方がいい」みたいな情報サイトがありますがあれば嘘です笑

そういうサイトに限って、税理士さんが運営したりしていますが、僕からして見たら

そんな嘘乗っけて、法人化勧めて顧問税理士になって意味があるの?と思ってしまいます(めっちゃ毒舌)

だいたい年間2000万円程度の利益がなければ住民税とかの兼ね合いで個人事業主の方がおトクで、手元にお金が残りやすくなりますよ。

年間利益2000万円を出す!って結構大変ですが、一応これが基準になります。

もちろん法人化しないとビジネスが始められないケースや、契約が取りやすくなるなどのメリットがあれば設立した方が良いですが。

そんな焦っていきなり、法人化するよりもまずは「個人事業主の開業届」を出すことを優先させた方がいいと個人的には思いますね。

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「マーケの集い」主催 松本

代表合同会社WMC
平成生まれ。早稲田大学卒業(高校中退→大検→大学入学) 早大在学中にWebサイトを軸に起業。現在はウェブマーケティングを武器に会社経営中。