本の表紙だけをみて購入して失敗してしまった経験はありませんか?

手にとって買って、読んでみても「全然役に立たなかった」という感想は誰でもあるはず。

なので今回は、これまで大量に読んできた本の中で、起業する際に役に立つ本を紹介します。

読書はめちゃめちゃ良い投資です、よく分からない講演会に行くよりも価値ある一冊の本をなんども精読した方が結果的に節約になりますし、ビジネスも発展していきます。

今回ご紹介する本はもちろん全て買って読んでいるのでご安心を。


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「メモの魔力」前田祐二氏


ぼくが入っている経営者の会で行われた前田祐二さんの講演を聞きましたが、すっごく人を惹きつける方です。

そんな前田さんのルーツを知れる本ですね。

前田さんのルーツは「メモ」にあり、どうやってメモを取っていくべきなのか?が書かれています。

日々の出来事や人との会話の中で、具体的な出来事を抽象化し、それを自分ごとにして実践していく方法が解説されています。

ウェブマーケティングはある意味で、テクニックばかりが目立ち注目されていますが、テクニックを知っても活かせない人は多いんですよね。

なぜ上手に活かせないのか?というと、

具体テクニックばかりに気をとられ、本質的なものへの理解が乏しくなってしまうからなんです。

前田さんは本質的な考えのことを抽象化と表現し、具体テクニックをどうやって自分のビジネスに活かすのか?(これを「転用」と表現する)をメモに記録しています。

また、前田さん特有の人を惹きつける能力の発端も垣間見れます。

少しだけ話すと、前田さんは「自己分析をめちゃめちゃしているので話と行動に一貫性ある方」です。

一貫性が前田さんを支えており、一貫性を生み出す原体験が前田さんを突き動かしています。

だから秋元康さんや堀江貴文さんや近藤太香巳さんという大御所達に応援されているんですよね〜。

この本を読むだけで魅力的な人間になると思いますよ。

●学べること

  • 自分の思考力を高めることができる
  • 人に応援される話し方がわかる
  • 様々なノウハウを自分ごとに落とし込めるようになる
  • 本質的な物事の考え方ができるので、より少ない時間で結果を出せるようになる
  • 自分を突き動かす原動力を知れる

「影響力の武器」ロバート・チャルディー二

影響力の武器
読んだ誰もが絶賛する本ですね。

無難なチョイス!かもしれませんが、「影響力の武器」は読んでおいて間違いないです。

心理学の本で、起業家にもビジネスマンにもオススメできます。

ビジネスは基本的に心理学と算数で成り立っているため心理学に詳しくなれば、プラスしかありません。

心理学に詳しいかそうではないかで少なく見積もっても生涯年収は1億円以上違うと思っています。

    「影響力の武器」で取り上げられている心理テクニック

  • 返報性の法則
  • コミットメントと一貫性
  • 社会的証明
  • 好意〜優しそうな顔をした泥棒〜
  • 権威性〜導かれる服従〜
  • 希少性
  • 手取り早い影響力〜自動化された時代の原始的な承諾〜

この中で知らないキーワードはありますか?

もし知らない方はぜひチェックしてみてください、学べることが多いですよ。

●学べること

  • なぜ人はモノが欲しくなるのか
  • 正当な理由がなくても人を納得させられる方法
  • 初対面の人とも簡単に仲良くなれて信頼を得られる方法
  • 希少性(数量限定)、限定性がいかに人を惹きつけるか

心理学を学んで損はないので基本的なテクニックは絶対に抑えておきましょう。

<もっと詳しいレビューはこちら>
»心理学を学びたい起業家には「影響力の武器」が超オススメ

「ハイパワー・マーケティング」ジェイ・エイブラハム

ハイパワーマーケティング
先ほど、ビジネスは心理学と算数だ!と伝えましたが、

「ハイパワーマーケティング」では算数が学べます。

算数といっても普通の足し算とかではなくて、ビジネス上、把握しておかないといけない数字が大事です。

認識するべき3つの数字をあげるとすれば、

  • 1人の顧客を獲得するために掛かっているコスト(これをCPAと呼ぶ)
  • 1人の顧客が生涯で使ってくれるお金(これを LTVと呼ぶ)
  • 1回目の購入から何日以内にどれくらいの金額を使ってくれるか

年商1〜2億あっても、経営者がこれらの数字をチェックしないパターンは多くあります。

正直、「ハイパワーマーケティング」を隅から隅まで読んで自分の中で体系化できれば、経営コンサルタントとして活躍できます。

それくらい破壊力ある本です。ぼくも初めて買って読んだ時に衝撃を受けました。

ジェイ・エイブラハムはアメリカでは超有名マーケターなので、その思考をたった1000円ちょっとで学べるならかなり安い投資になるはず。

起業に興味がある方には絶対に読んでほしい一冊です。

ハイパワーマーケティングは332ページもあり、内容がかなり濃いので忙しい方は以下の目次だけ読んでみると良いでしょう。

  • クライアントの数を増やす方法 p19
  • クライアントあたりの販売額を増やす方法 p20
  • クライアントあたりの販売回数を増やす方法 p21
  • クライアントがあなたから買う理由 p30
  • クライアントを取り戻すには p38
  • 一人のクライアントの障害価値を算出する p82
  • アドオンのチャンスはどこにでもある p127
  • 全てを今すぐテストする p148
  • 紹介システムを確立する最善の方法 p186
  • ダイレクトメールは誰にとっても有効な手段 p221

<もっと詳しいレビューはこちら>
»「ハイパワーマーケティング」は起業家なら絶対に読むべき一冊である


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「ストレスフリーの仕事術」デビッド・アレン

1日に5回以上メールやSNSをチェックしている人はいませんか?もしそうなら、あなたは働き方を改める必要がありますよ。

起業すると、本当に忙しいです。

朝起きてから夜寝るまでに働きっぱなしで、

「なんでこんなに1日が短いんだろう・・・」「時間が何時間あっても足らない・・・」

と思いがち。

「ストレスフリーの仕事術」ではどうやって肉体的疲労なく、精神的疲労なく仕事をこなせるのか?のテクニックについて書かれています。

マーケティング、営業、節税、マネイジメントなどは学んだことがある方は多いですが、仕事術を学んだ経験がある人は少ないように思えます。

テキパキとタスクをこなせるなら余分な自分が増えるのでより多くの仕事ができます。

「ストレスフリーの仕事術」特にオススメなのは、会社員の経験を得てから起業する人です。

会社員での働きと起業した後の働きは全く異なります。

起業では高い生産性が求められるわけなので、この本でしっかりと学習して実践しましょう。

●学べること

  • どのような仕事をいつやるべきなのか
  • 生産性が高く、余分な自分でアイディアを出す方法
  • 必要な時にアイディアが出せる情報収集の仕方と記憶ストック術

「説得の心理技術」デイブ・ラクハニ

「説得の心理技術」はダイレクト出版は販売しています。

ダイレクト出版はインフォビジネスで年商60億円もあります。創業12年で、これだけの売上を上げている秘訣は、強いマーケティング力に他なりません。

数あるダイレクト出版の書籍の中で最もオススメなのが、「説得の心理技術」。

どのように人は人を信頼していくのか?というプロセスにフォーカスして書かれています。ダイレクト出版の本は3000〜4000円近くするのですが、それ以上に価値はあると思いますね。

また、本を買った後のマーケティングやメールマガジンもめちゃめちゃ参考になるので一度購入して、実際にダイレクト出版がどのようなビジネスモデルを作っているのか?を体験して見てください。

広告文もめちゃめちゃ参考になるのでウェブやマーケティング、セールスで起業したい方は一度読んでみてください。

「»天才詐欺師のマーケティング心理技術

レビュー記事はこちら
「»天才詐欺師のマーケティング心理技術」を本気でレビュー

「セールスライティングハンドブック」by ロバート・W・ブライ

提案資料を作ったことがない方や、営業マン上がりではない方にはオススメです。

「ライティングが仕事じゃないんだけど・・・」という方もいると思いますが、文章でモノを売れるなら、リアルの営業ではもっとモノが売れるようになりますよ。

逆で文章で売れないなら、営業活動でも結果を出すことはできません。

ロバート・W・ブライは25年間にわたり、広告、パンフレット、広報資料、Eメールキャンペーン、ウェブサイトを研究してきた人物で、

「どのような言葉が印象に残るのか?」
「どのような文章構成だと人はモノを買ってくれるのか?」

を細かく仮説を立てて検証してきました。

ビジネスマンであれば、アポイントメールや資料作り、営業スクリプトの作成などはやった経験があるはずですが、その精度を高めて行きたい方にはオススメです。

「起業の科学」 田所雅之氏

本書の帯の通り、「新規事業のバイブル〜失敗の99%は潰せる〜」。

プロダクトの設計から、どのようにUIユーザーインターフェースUXユーザーエクスペリエンスを作っていき、リリースして行くのか?を徹底して学べます。

僕は起業して丸5年経過してから本書を手に取りました。

最初はビジネス初心者向けかな!と思っていたのですが、僕もかなり多くのことを学べましたよ。

特にIT系でスタートアップしたい方は必読だと思いますね。

インスタグラム、Uberなどの世界的なスタートアップの事例を豊富に掲載しており、それがまたわかりやすい。 

特に印象に残ったフレーズは以下の通りです。

本書の読者像(ペルソナ)として設定したのは、米国で起業し、暗中模索を続けていた数年前の自分である。

「あの頃、このほんに出会えていたら、自分と自分が始めたスタートアップの運命は大きく変わったか」を基準に本書の内容を磨き上げた。

「起業の科学スタートアップサイエンス」p278 1行目

自身の経験から本の基準を設定し、プロダクトを作って行くプロセスは、どんなビジネスマンでも参考になるはずです。

  1. アイデアの検証
  2. 課題の質を上げる
  3. ソリューションの検証
  4. 人が欲しがるものを作る
  5. スケールするための変革

設定からリリースまでの流れを把握できれば、失敗する危険性を下げられるはず。

僕が一度、通販事業で失敗した経験がありますが、この本と出会えていたら結果は変わっていたのかな?と思わせてくれる一冊です。