ローンチってあの怪しいやつね!と思われる方もいますが、非常に使えるマーケティングツールです。

まっとうな商品を販売するならローンチより強力なマーケティング手法はないと思いますよ。

プロダクトローンチはマーケティングの本場アメリカで生み出され、海を渡り日本でも2006年ごろからやり始められた手法。

「ザ・ローンチ(世界一効率的に億万長者になる方法) 著者ジェフウォーカー」は詳しくローンチのやり方を解説してくれています。


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プロダクトローンチフォーミュラとは

プロダクトローンチフォーミュラとは、ターゲット市場がみなさんの販売商品(もしくはビジネス)に強い魅力を感じ、頼むから売ってくれと頭を下げるように仕向けるシステムである。

しかもそれを商品やサービスの販売前に実現して見せるのだ。

PLF(プロダクトローンチフォーミュラ)はあらゆる業種、あらゆる製品に活用できるうえ、極めて柔軟性に優れ、新発売の商品であれ、新規ビジネスであれ、ほぼどんな状況でも役立てることができる。

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プロダクトローンチが日本にいち早く取り入れられた業界は「情報業界」。

たった1クリックで月収300万円! みたいな怪しい広告を見た人も多いでしょう。

プロダクトローンチは強力だったため、詐欺的な商品も簡単に売れてしまっていました。情報業界から徐々に他の業界にやり方が広がって言った経緯があり、今ではほとんどの業界で行われるようになった経緯があります。

このように、様々な業界でローンチは威力を発揮してくれます。

ローンチをやる際に必要なもの

  • リスト(メールアドレスなど)
  • Webページ(販売ページ)
  • ハガキ
  • 動画
  • メルマガ配信システム

この5つがあれば誰でもすぐに始められます。メルマガ配信システムはアスメルがオススメで、Webページを表示させるためのサーバーはエックスサーバーがオススメです。

プロダクトローンチで結果を出すことは簡易のように伝える人はいますが、仕組み自体は全然難しいものではありません。

「ザ・ローンチ」を読めばある程度は理解できますし、仕組み全体像を知りたい方は僕のライン@またはメールマガジン、Youtubeで学んでください。

具体的なツールに関していえばこの5つだけですが、大切なのが顧客心理の理解です。

自社がターゲットにする顧客や市場をしっかりと理解していないと”刺さる文章”、”魅了する動画”は作れません。

ただプロダクトローンチのパターンだけ学んでも業界を変えると一気に通用しなくなるのはこのためです。

市場調査して顧客心理を徹底的に理解しましょう。

プロダクトローンチにおける市場調査の具体的なやり方はウェブサイトと同じなので僕が書いた記事が参考になると思います。

<関連記事>
»サイト集客の合否は市場調査が鍵!売上に繋がる具体的なやり方を公開

購買につながる顧客心理のことを「ザ・ローンチ」ではメンタルトリガーという表現で表しています。

本書で取り上げられているメンタルトリガーは全部で9個です。

権威性、相互関係、信頼、期待、好感度、イベント儀式、コミュニティー、希少性、社会的証明。

これらを単語単語で見ると、抽象的でわかりにくいものですが一つ一つをじっくり見るとかなり深いことがわかるんですよね。

詳しくはネタバレになってしまうので「ザ・ローンチ」を手にとって確かめてください。

訴求力を高めるヒントは顧客が持っている

  • 商品を購入した理由
  • 欲しかった未来
  • 購入前に不安だったこと
  • 商品の良かった点

プロダクトローンチを仕掛けていくためには、これらの顧客心理は押させておく必要があります。

市場調査も大切ですが、具体的に見えてこない場合はこれまでに取引した顧客に聞くのがベストです。実際に生の声に勝てるものはありませんからね。


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「ザ・ローンチ」がオススメではない人


マーケティングに興味がある人はプロダクトローンチの手法や考え方は身につけておいた方がいいので非常にオススメです。

しかしオススメではない人もいます。それは「リストを持っていない人」です。

メールアドレスや住所などの情報はもちろん、これまで取引経験がない人は「ザ・ローンチ」を買ったとしてもあまり良い成果を出せないと思います。

また、ローンチの素晴らしいところは、正確に商品やサービス価値を伝えるところなのですが、これまでにビジネスをやったことがない人や顧客がいない人がやるにはリスクが高いんですよね。

というのも、ビジネスの基本は「良い商品を適正な価格で売る」です。

ビジネス経験がないなら、実際よりも高い金額でローンチを仕掛けてしまうリスクがありますし、一気に信用を失いかねません。

売上は立ったとしても、信頼を失うと長期的に繁栄できませんからね。

「ザ・ローンチ」では手元にリストがない場合の対処法は書かれているのですが、僕から言われてもらうと、ちょっと現実的ではないように思われます。

商取引経験がない人にはハードルが高いテクニックが書かれているので、やっぱりそのような方にはオススメできないですね。

「売る前段階」で成果は決まっている

プロダウトローンチでは、商品販売前に見込み客にどれだけ期待を持ってもらい、買いたい!状態にするか?が鍵となります。

最も売れやすいのは販売開始直後と特典付き販売終了間近と販売終了時です。

ローンチを仕掛けてみて販売開始直後で売れなかったら顧客心理に響いていない(メンタルトリガーを押せていない)と思って間違いないです。

販売開始直後で売れなかったら販売終了間近でも売れません。

その場合は最初からやり直す必要があります。

実際に商品を販売するためのセールス文ばかり注力する人がいますが、これは間違っています。

大切なのは、シームレス(隙間なく)にリスト取りから教育コンテンツ、販売までの流れに一貫性を持たせるか?です。

ダイレクト出版からマーケティングを学べ!

実際にプロダクトローンチを味わいたい方は「ザ・ローンチ」を買って見るといいでしょう。

買ったら入力したあなたのメールアドレスにプロダクトローンチが仕掛けられていきます。

ダイレクト出版はかなりローンチをやっている会社なので、そういった仕組みを実際に味わうために本書を購入する!のもありだと思います。

売ってからが本番


ローンチで売上を上げることをゴールだと捉える人も多いですがこれは間違っていますね。

近年、顧客リストを取得する単価は非常に上がってきているため、ローンチを行うためにリスト取りをしていると赤字になる恐れがあります。

だから手元にあるリストを何度も使っていく必要があるわけです。

何度もリピート購入してもらうためには、適切な商品を取り扱うことが重要ですね。

売り切り型のビジネスモデルは本当にきついです。

新規集客にかかるコストは年々上がって行きているため、売ってから顧客との関係性を構築して行きましょう。ローンチしかやっていない会社は絶対に倒産します。

だから売ることをゴールとせず、顧客と関係性を持ったのだから適切にフォローアップを行い、適切な関係値を作っていくべきだと思います。

プロダクトローンチは紛れもなく最強の手法です。

しかし最強だからといってテクニックばかり追い求めるのではなくてお金を出してくれた方々にしっかりバリューを提供していきましょう。

»「ザ・ローンチ」に関してもっと詳しく知りたい方はこちら

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