記事の文字数によって集客力は全然違う!と聞いたらあなたはびっくりしますか?ほとんどの記事は間違った文字数のため集客できていません。
「ひと記事、何文字書いたら良いのか?」このテーマはサイト運営者にとって命題だと思います。
僕はこれまで30~40サイトを運営しており、たくさんアクセスを呼んだサイトもありますし、そうではないサイトもあります。
これまでのSEOの動向を踏まえながら、長期的にアクセスを集め続ける記事にふさわしい文字数について解説しますね。
結論としては1500〜4000文字程度でベストだと考えています。
サイト制作するときに悩む問題だと思うのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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Contents
あくまでも検索ニーズを満たす!スタンスが正解
文字数にこだわるのではなく、検索ニーズを満たせるコンテンツにこだわる必要があります。
そのコンテンツを表現するために文字が必要になるわけです。
このように考えると、上位表示させるキーワードによって。必要なコンテンツと文字数は異なることがわかるかと思います。
ユーザーの満足を満たす文字数の具体例
例えば、「クレジットカード」というキーワードで上位表示させるためには1万字以上が必要になります。
というのも、
「クレジットカード」と検索するユーザーは
- クレカの種類を知りたい
- クレジットカード会社のビジネスモデルを知りたい
- どんな会社があるのかを知りたい
- ポイント還元率に興味がある
- 自分の年収で新規発行できるのか知りたい
- アメリカンエキスプレスカードを発行したい
など様々なニーズを抱えていますね。あまりにもクレジットカードというキーワードはザックリしすぎて、検索意図が明確ではありません。
このようなざっくりしたキーワードは、「きっとユーザーが求めているだろう情報」を全て詰め込んだ記事を書く必要があります。
逆にそうではなくて、
「クレジットカード エポス 特典」というキーワードで上位表示させたい場合は、エポスカードを発行した時の特典(プラチナ、ゴールド、普通のカード)をそれぞれ書くだけで十分です。
このような検索意図が明確キーワードでは、他のクレジットカード情報は不必要です。
わざと文字数を多くしようとして無駄なことは書かないようにしましょう
コンテンツの重複は避けるようにする
複数の記事で同じ内容を言及すると、サイト全体のSEO効果が下がる恐れがあるので、重複は避けるように関連記事に内部リンクを送るようにしてください。
先ほどのクレジットカードを例に出すと、すべてのカード情報を1記事にまとめることは不可能かと思います。
そこで、「エポスカードの〇〇については、こちらの記事」「アメリカンエクスプレスの〇〇については、こちらの記事」のように、個別具体的なことを解説している記事があれば、そちらの送客すると、記事全体のボリューム感を出せるようになります。
少数派が求めるコンテンツは内部リンクで表示する
コンテンツはあくまでも、最大公約数でなくてはなりません。
つまり、100人中、2〜3人にしか興味が持たれていないコンテンツは別の記事で書き、内部リンクを送るようにするべきです。
長文SEOが流行った時には2〜3%の人たちのためのマイナー情報を入れたらよかったのですが、今ではあまり評価されなくなりました。
繰り返しになりますが、検索ニーズの最大公約数を考えて、コンテンツを作るようにして、ライティングする必要があります。
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これまでのウェブ集客の流れ
2014年の頃まで、1記事にあたり500-600文字あれば十分にアクセスを呼ぶ事が出来ると言われていました。
当時はまだ被リンクを多ければその分、SEO効果があった時代で
被リンクの数 > コンテンツの質でした。
だからこそコンテンツの質を求めるのではなくて、
とりあえずサイトのボリュームを増やすために記事を書いて行くスタイルで、実質的なアクセスアップは被リンクを送って行くSEO対策がメインだったのです。
被リンクの数、そしてリンクを送るサイトの質も関係しており、
出来れば被リンクが多く集まっているサイトからどれだけ多くのリンクをもらえるのか?が勝負の鍵だったと思います。
しかし2014年の中頃から徐々に被リンクの数だけで検索順位が決まるわけでは無くなっていきました。
Googleのアップデートが繰り返し日々行われて行く中で、被リンクの価値が無くなっていったのです。
コンテンツの質 > 被リンクの数
コンテンツの質が被リンクの数よりも評価されるようになりました。
これまでは500-600文字で良かったものの、より1記事あたりの
- 直帰率
- 離脱率
- 記事の滞在時間
- SNSからの集客
これらが考慮されるようになりました。
なので500-600文字程度では非常に文字数が少ないために、2015年くらいから1記事あたり1000文字が求められるようになったのです。
これまで500-600文字で良かったのですが1000文字程度が求められるようになり、ブロガーやアフィリエイターもこれくらいの文字数を書くようになりました。
そして1記事1000文字ブログとの「差別化」を計ろうとし、中には文字数を最低でも3000文字を書くタイプの人も現れていったのです。
僕もこのサイトでは1500〜6000文字を書いています。
文字数が多いとメリットがある
このデータのサイトは2016年8月で250記事ほど公開しており、1日のアクセスは4000ほどあります。
そしてこのサイトの総アクセスの45%を上位10記事で集めています。
すべてのアクセスの15%を中位10記事で集めており、全体の60%を20記事で集めている計算になりますね。
その20記事の共通する特徴は
1記事あたりの文字数が4000文字程度ある です。
1記事で4000文字なのでかなりの分量だと思います。
記事内で写真や動画を組み込ませたりもしているので平均滞在時間は6分を越えているものがほとんどです。
ロングテールでたくさんのアクセスを集められる
これくらいたくさん文字数を入れるとたくさんのキーワードで集客できます。
実際に1番多くアクセスを集めている記事のデータ解析がコチラ。
これは2016年7月13日から2016年8月12日の1ヶ月のデータ解析です。
右下を見ると解るのですが「419」のキーワードをひとつの記事で集めているのです。
これくらいたくさんのキーワードからひとつに記事へ集客する事が出来るので文字数が多いとそれなりのアクセスを呼ぶ事が出来るんですよね。
そしてこれが2番目に多くアクセスを集めている記事のデータ解析です。
2016年7月13日から2016年8月12日の1ヶ月のデータ解析です。
この記事は「256」のキーワードで集客する事が出来ていますね。
逆に1記事あたりの文字数が少ないとこのようなたくさんのキーワードで集めることができず、結果的にGoogleが「情報量が少ない」と判断し、上位表示されなくなってしまうのです。
逆に文字数が多いと情報量が認められ、滞在時間も長くなるので評価を得易くなり、結果的に上位表示されていきます。
これまでサイト運営をやってきて思うのは上手く行くサイトは
たくさんのキーワードで集客出来ている のが特徴です。
狙っているキーワード以外でも集客でき、それである程度評価され狙っているキーワードからの集客が出来るようになっていきます
<関連記事>
»外部SEO対策は古い!アクセス集客はロングテールSEOで!全力解説
具体的なロングテールのやり方はこちらの記事を参考にしてください。
しかしすべてに当てはまるわけではない
先ほどは文字数が多ければ多いほどアクセスを呼ぶ事が出来る!とお話をしていきました。
しかしこれはすべてに当てはまる訳ではない のです。
サイト作成の原則のひとつにひとつのテーマでひと記事で書いていかないといけないというのがあります。
1つの記事なのにたくさんのテーマについて書かれていると論点がズレるので結果的にユーザビリティーが下がり、「結局なにが言いたいのか伝わらなく」なります。
ひとつの記事でたくさんのテーマについて書いてはいけません。
1話完結を念頭に入れながら自分なりの切り口を持って記事を展開していくのがベスト。
自然な形でキーワードが詰めて行くのが良く、あえて無駄な表現をしたり周りクドい言い方をして無駄な文字数を稼がないように注意もしてくださいね。
- 1話完結を念頭に入れる
- 無駄な文字数稼ぎをしない
まとめ
よりコンテンツの質が評価されるようになったので文字数はどんなキーワードでも最低で1500文字は必要と僕は考えます。
1記事あたり4000文字を書いて公開しておくとたくさんのキーワードで集客することはできますが、無駄な文字数稼ぎはやる必要なく、必要なものを必要な分だけ書いて行くことが一番大切です。
適切なターゲットに対して、適切なテーマを適切な文字数だけ届けて行く!
この姿勢がサイトの評価を上げて行く考え方ですよ。