実際にビジネスを立ち上げてみると予想もしていないような事態が起こります。

事前の計算と合わないというのはしょっちゅうです。

いきなり不測の事態に遭遇してから解決策を考えて行くよりも、
事前にどのようなリスクがあるのか?を知っておきましょう。

今回は新規ビジネス立ち上げ時に考慮するべき、盲点について簡単にお話していきたいと思います。

その盲点とは「売掛金の回収」と「お客さんの質」、「無駄となる販促費」「大量仕入れ」です。


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売れた=売り上げではない

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売れた=売り上げではない

どういうことかというと

「商品が売れた!」としても、実際にお金を支払ってもらえなかったら、売上にはなりません。申し込みの意思表示をした瞬間に法律的には商取引が成立しますが、お金を支払ってくれない層は確実に存在します。

特に直接、お客さんとの顔を合わせてするビジネスではないのであれば、リスクは必ず存在します。

例えば

僕は通信販売をやっていたときに、「代引き購入」で申し込んだ人に商品を郵送したら「私は申し込んでいません」と言われるケースがありました。

「買った記憶がありません」と突っぱねられてしまうケースがありました。本当に最悪の気分。

代金での郵送は送料、代引き手数料、同梱物もコチラ側で負担するため、支払ってもらえないとキツイ。商品に消費期限・使用期限がある場合は、商品コストも負担しなくてはなりません。

一般消費者のどのような層をビジネスのターゲットにするのか?で掛け金の回収率は決まってくると思います。

お客さんの質は商品(市場)で変わって来る

このようなことはあまり表現したくありませんが、
お客さんの質はビジネスによってかなり異なってきます。

取り扱う商品や参入する市場によって、結構異なってきます。

  • クレーマーが多い・少ない
  • キャンセルが多い・少ない
  • 安さを求める・商品の質を求める

事前に出来ればお客さんの質を知れるようにしてください。

松本松本

あまり言いたくありませんが、お客さんの質が多い業界は不測の事態が起きやすいのでお勧めで来ません

僕はマーケターとしてどのように販売していくか?どのような広告戦略をやっていくか?をずっと考えていますが、お客さんの質も含めて、事前の市場調査はかなり重要だと思っています

売れれば良い!はある意味で正しいんですけど、しっかりと代金を回収する手段は予め考えておくべきだといえますね。

無駄に販促費を掛けすぎた

販促としてウェブサイトやウェブ広告費をそれなりの金額掛けたことがあります。

サイトは自分でも作れたのですが、売上を億単位で目指していたのでせっかくだから、外注しました。

これが失敗。

あまり良くないページが納品され、「これは全然反応が取れない」と直感的に思ったものの、100万近くかかっていたので差し替えする勇気が出ず。

反応が取れないページにウェブ広告費を当てていたので、またさらに赤字になる状況に。

間違った販促費は会社を滅ぼしてしまいます。

勝負の場面で、ケチるのも良くないですが、広告会社のいいなりになってもいけません。正しい知識をつけるようにしていきましょう。


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1つあたりのコストを下げるための大量仕入れ

大量仕入れすれば、商品代金が下がるので利益が残るようになります。

ただし、結果的に売れ残ってしまっては元も子もありません。

以前、健康食品の通信販売をやるときにサプリメントの錠剤を5万粒仕入れました。

事業は順調で、赤字にならない限界まで広告費をかけて一気に広めようとしているときに、市場全体で事件が起こり結果的に徹底する羽目に。

仕入れた5万粒のうち、2〜3万粒は売っていましたが残りは廃棄するハメに。

大量ロットで仕入れれば、原価は安くなりますが、「全部売り切ることが前提」なので、少しでも販売に不安がある方は多少高くても小ロットが基本です。

この経験から、何事も小ロットで買うようになりましたね(良い教訓)

ビジネスが上手くいく確率は1〜2割程度。

計算上、上手くいっても実際にやってみたら全然ダメなケースが多いです。

ビジネス上の盲点をちゃんと事前に知って対策を考えておきましょう。

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