学生起業から現在に至るまでに出会った経営者や自分の体験を踏まえて、松本が考える起業家として備えておくべき資質を77個まとめてみました。
僕はこれまで色々な種類の方々に会って来ました。成功している人、一時期成功したけど失敗した人、失敗を重ねて退場した人。
僕は起業して5年間で会社の立ち上げを7〜8社経験し、2017年から毎年、ベンチャー投資(資本金を出したり、設立資金を出したり会社登記費用を出したり)をしてきました。
僕自身も失敗と人並みの成功を経験しており、それをこの記事で全力で伝えていきます。
»この記事の最後の目次はチェック形式で「起業家に向いている資質」をまとめているので、自分で当てはまっているものはクリックしてくださいね。
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Contents
自分が役に立てると思う人に死に物狂いで自分を売り込める
起業家は自分たちで売上を立てなくてはなりません。なので営業スキルは絶対に必要。
運転資金がない場合はキャピタルを投資家さんたちから自分たちで集めないといけません。
厳しい言い方かもしれませんが
「引っ込み思案だから・・・」
「人と話すのは苦手・・・」
「人に売り込めない」
と思う人は、あまり起業家には向いていないかもしれませんね。
どんな起業家も自分を売り込むところからスタートしていくわけなので、積極的に売り込んでいきましょう。
たとえ自分よりもステージが高い人と出会ったとしても、態度は同じ。そして自分が役立てると思う人には死に物狂いで役に立ってくださいね。
これがまず最初の資質だと痛感しています。
軌道に乗らないで退場していく起業家がほとんど。その原因は「自分が役に立てると思う人に死に物狂いで自分を売り込める」ことが苦手だからと断定できます。
言葉と行動が伴っている
表現が強いだけの人はあまり信用されません。言葉に伴うだけの行動をしているか?が重要です。
言葉だけだと、嘘っぱちに思われてしまいますし最初はいいかもしれませんが時間が経つにつれて、誰も信用しなくなります。
人は行動と言葉が伴っている人を信用するわけです。そうではないとただの意識高い系で終わってしまい、笑われてしまいます。
できる約束だけして、あとは黙々と行動していきましょう。
言葉だけで契約が取れる!ということはあまりないので期待しましょう。どんなに経歴を見せびらかしてもそれだけで信頼してもらえるか?というと話は別ですからね。
手元にお金があっても派手にならない
ビジネスをしていれば、当たって一気にお金が入ってくることがあるかもしれません。
その時に、いかに使うべきところに使い、使わないところには使わないか?が大切です。
出費をしようと思えば、無限にできますよね。でもそれではダメ。
手元にお金があったらあるだけ使ってしまうタイプの人もいますが確実に長続きしません。
起業家こそ、お金の計算にはシビアにならなくてはいけませんよ。良い時があれば必ず悪い時が来ます。僕と関わっている人や、この記事を読んでいる起業家たちにはそういったことも覚悟でビジネスをしていってもらいたいです。
手元にあるお金は常に最高のものに投資をしていきましょう。
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相手にとってメリットがある提案ができる
ビジネス上の付き合いの中では「メリットがないと発展」しません。
相手に対してどれだけメリットを出せるか?が重要。若手起業家ほど自分勝手な思考になってしまい、(特に売上が立っていない人ほど)
相手のメリットを考えていません。
- アポイントをとる
- 商談をする
- 誰かにご紹介をいただく
全ての行為の中でメリットを出してください。
たとえ出せなかったとしても、相手が喜ぶことをするんだ!という意識があれば相手にもそれが伝わるので関係性を続けられます。
打ち合わせの最中も自分だけが話すのではなくて、しっかりと話を聞きながら相手のニーズを探ってくださいね。
人の心理をつかむのがうまい
ビジネスは対人です。人間関係からしかお金は生まれません。
なので人の心理を掴むのが上手い人ほどうまくいきやすいです。
- どんなことを言ったら喜んでくれるのか
- どんなことをしたら信頼してもらえるのか
- 誰と付き合ったらどんなことが返ってくるのか
一見すると、計算高いと思われてしまいますがビジネス上の付き合いは必要ですし、人に気に入られる能力はあった方が断然良いです。
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»悪用禁止のビジネス営業心理学!即決をもらえるテクニック
»営業はテクニックじゃない!!買う見込みがある人に営業を掛けていけ
この3記事を読んでもらえば、一通りビジネス心理学は理解できると思うのでぜひ参考にしてくださいね。
日々、商品サービスをアップデートしている
起業家として、経営者として長期的に活躍していくためには評判は大切です。
良い評判はいい仕事から来ます。いい仕事をすればお客さんがお客さんを連れて来てくれます。
自分たちで自力でやるよりも誰かの力を借りた方が圧倒的にスピード感は早いですし、繁栄しやすくなりますよね。
特に紹介が多くいただけるビジネスは広告コストが掛からないのでそのぶん良い商品やサービスを開発し提供できます。新規ばかり追い求めるビジネスモデルは高単価(肌感覚でいうと利益で10〜30万円程度)でないと難しいのが現状です。
売上が上がると、商品提供がなあなあになってしまう人も一定数いるので絶対に気をつけましょう。
1日12時間以上、働ける
圧倒的に働ける。これも一つの才能だと思っています。僕も起業してからの最初の2年間は1日も休みませんでした。
経営者だけど1日3時間程度しか働いていません!みたいな人は、怪しい広告の中にしか存在しないと思って間違いないです。
バリバリ働き、休日も関係ない!起業家が創業する時にはまさにこんな感じだと思います。
文字通りぶっ倒れるまで仕事をする。
圧倒的なまでに量をこなした後にしか質(効率)は来ないと言っても過言ではありません。
1日12時間以上、週100時間程度働くことになるかと思いますが、これくらいで根をあげていては起業家としての基盤は作れないと考えていいでしょう。